DBシステム開発

◆ ＤＢシステム開発

データベースソフト「MS-Access」上で動作する、現場記録写真用のオリジナル形式アルバムソフトのご提供です。試供無料版をご利用できますし、定型のシステムのカスタマイズも行います。当システムでは、デジカメ画像をフォルダに保存し、入力および印刷時にのみその画像データロードする仕掛けにしています。したがってOffice文書上でのファイルの肥大化に悩まされることはありません。
ただしAccess上のVisualBasicでプログラミングしているため、Accessがインストールされていることが動作要件になります。動作確認しているMS-Accessのバージョンは2003と2007です。
MS-Accessがインストールされていない環境で本アルバムソフトを利用される場合には、Microsoftオフィシャルサイトから環境に合わせたランタイム版をダウンロード・インストールして下さい。

◇現場記録写真アルバムソフト』の概要と紹介

◇ サービス内容とその試供方法

当サービスには下表に示す２とおりの形態があります。

アルバムソフト開発のサービス内容
サービス形態	サービス内容	料　金
無料試供版	印刷フォームにおける、フォントスタイルやサイズの変更、頁位置や頁スタイルの変更、余白の変更、コメント位置の変更、写真サイズの変更等々、軽微な印刷フォームのカスタマイズを行います。	メールサポート基本的に無料
有料カスタマイズ版	台帳やカルテ様式の新規作成など、写真だけではなくスケッチや他のアプリケーションで作成したイメージファイルを挿入した個別の独自様式も作成可能です。	別途､相談に応ず

無料試供版のご利用には、まず下表からご希望のMDBファイルを右クリックでダウンロードして下さい。

無料試供版アルバムソフトの種類
レイアウト	MDBファイル	備　考
A4版縦 3段組	A4LONG3P.MDB	調査報告書で最も多用されるA4縦に、横向き3段に写真を割り付けるレイアウト（Ver3.2C）です。
A4版縦3段組＋ A4版2段組	A4LAT2P2.MDB	上記に、縦向き写真が割り付けられる枠を追加したレイアウト（Ver3.3C）です。縦横、横縦、縦縦、に加えて合成した大きめの写真にも対応できます。
ダミー画像ファイル	_dumy.jpg	白ベタの画像ファイルです。現場写真の取り込みフォルダに保存して下さい。

◆アルバムソフトの使用方法

現場写真をローカル環境のフォルダに保存し取り込みます。
上記MDBファイルをダウンロードし、任意のフォルダに保存します。上記ダミー画像も現場写真と同じフォルダに保存します。
MDBファイル（現場毎にコピーあるいはリネーム可です）を起動します。セキュリティの警告が出ますが「開く」、さらにデータベースの一部が無効にされました「オプション」で、「このコンテンツを有効にする」のオプションボタンを押し、「OK」を押します。そうするとメインメニューの画面になります。
先ず「各種画像データの保存フォルダ設定」ボタンを押し、「フォルダ選択」で写真を保存したフォルダを選択し、「保存・設定」を押します。メインメニュー画面の「現在のフォルダ」が指定したフォルダになっていることを確認します。
「入力」ボタンでA4縦3段の「入力フォーム」画面になります。IDは自動で連番が入りますが、タイトルや頁番号および写真番号枠には任意の文字列や数字が入力可能です。「画像選択」ボタンでファイルを指定するとプレビュー画面に表示され、それを見ながらコメントを記入します。
１頁分が入力し終わると、「次頁追加」ボタンを押すと新たな頁の入力画面になります。入力し終わると「保存・戻る」ボタンでメインメニューに戻り、印刷します。
本アルバムソフトではエラー処理をしていません。データ保存時や印刷時に画像ファイルが無いとエラーがでます。したがって入力済みの空白部にはこのダミー画像（_dumiy.jpg）を割り付けて下さい。

不明な点やちょっとしたトラブルなどがあれば、Ｅメールの nkoba@geobrain.com（サイト管理者宛メール）に、質問内容を記入してお送り下さい。その際はＯＳとアプリケーションのバージョン等の使用環境を簡単に記して頂ければ幸いです。

◇システム開発の意義と電子納品に対応するために

◆本アルバムソフトを利用すると: これまでの地質調査報告書における現場記録写真の整理は、非常に手間の掛かる非効率な業務でした。そこでは、1)カメラで撮影、2)現像・プリント、3)写真原稿作成、4)原稿台紙印刷、5)台紙のコピー、6)焼き増しプリント、7)写真台紙貼付、といった工程が普通でした。本ソフトは、データベースソフトであるMS-Accessのマクロやプログラム機能を利用した、単機能業務アプリケーションです。そしてデータ一体型の非定型アルバムソフトであるといえます。もちろん報告書用にXDWやPDFファイルに書き出すのは非常に簡単です。

◆そこまでしなくてもよいという方に: でも現場写真の画像データは、ワープロなどアプリケーションにOLE機能を利用して貼り付ければ良いではないか、という意見もあります。ではファイルサイズを見てみましょう。仮に10頁で50KBの文章主体のファイルに写真１枚（80万画素）を貼り付けると何と、圧縮された画像ファイル（通常JPGファイル）が展開されてなんと一気に500KB以上（約10倍）という大きなファイルになります。

◆OLE機能を利用し続けると弊害も: もちろん本文中割付の1,2枚なら我慢もできますし、致し方ないでしょう。でも多くの写真、定形・非定型の写真頁が混在する調査報告書では、肥大化したデータファイルでは、肝心の報告書本文作成に支障が生じてきます。ファイルを開いたり、保存したりするのに時間が掛かりします。

◆本アルバムソフトの特徴は自由度と画像データの個別管理にあり: 写真の多い報告書の本文ページや、巻末資料の現場写真ページでは本システムは威力を発揮します。最も大きな特徴は、レイアウトや説明文など文字情報の保存・管理と、画像そのもの別個に管理していることです。

◆でも報告書作成の基本は: ワープロに任せきるのではなく、内容に応じて得意とするアプリケーション毎に頁を分割して作成するのがベターです。ワープロのページ番号印刷機能を利用し、他のアプリケーションで作成したページには、ダミーページを挿入します。そうして印刷すれば、丁合作業の手間を軽減できます。こうしたアプリケーション毎にバラバラに作成した報告書は、それぞれXDWやPDFファイルに出力し、XeroxのDocuWorksやAdobeAcrobatの文書編集機能（ページの挿入・抽出・置換・削除）を利用して、最終的な電子納品用成果にすることができます。